TimesTen JMS/XLA API(JMS/XLA)を使用すると、ローカル・データ・ストア内の特定の表への変更についてTimesTenを監視し、これらの変更の通知をリアルタイムで受信できます。JMS/XLAの目的の1つは、トリガーの代替手段として、高性能かつ非同期の機能を提供することです。
また、『Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド』で説明しているTimesTenのレプリケーション・ソリューションが要件を満たしていない場合は、JMS/XLAを使用してカスタム・データ・レプリケーション・ソリューションを構築することもできます。
JMS/XLAはSun Microsystems社のJava Message Service(JMS)インタフェースを実装しているため、JavaアプリケーションでTimesTenトランザクション・ログAPI(XLA)機能を使用できます。JMS APIの詳細は、Sun Microsystems社のドキュメント(http://java.sun.com/products/jms/docs.html)を参照してください。Sun JMSのドキュメントは、Oracle TimesTen In-Memory Databaseとともにインストールされます。
TimesTenイベント管理の概要については、『Oracle TimesTen In-Memory Database概要』のイベント通知に関する項を参照してください。
TimesTen JMS/XLAアプリケーションをチューニングしてパフォーマンスを向上させる方法については、「JMS/XLAアプリケーションのチューニング」を参照してください。
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